トピックス
TOPICS
「解ける」と「分かる」
2023年01月30日
私が中学生や高校生のころ。学校の先生が「分かると解けるは違うんだぞ~」という話をよくされていたことを覚えています。
それは、説明を聞いて問題を理解したようなつもりになっていても実際問題を解くとなると勝手が違うことがあるので沢山演習をしなきゃだめだぞ~という意図だったと思います。確かにそうですよね。
しかし、私はこの仕事をしていて逆の問題の方で困ることが多いです。
「理解していないのに問題を解いてしまっている」
たとえば。。
例題を見ながらただマネて問題を解く
そのまんま(意味のない記号として)憶えて解く
問題をイメージせずにキーワードに反射して解く
問題に出されている数字でテキトーに数合わせをする など
そういう傾向は大抵小学生のころに始まっていると思うのですが、見過ごされることも多いです。
なぜなら小学生は短いスパンで細かい単元ごとにテストをするので、上記したようなやり方でも点数が出ることがあります。また先生によっては点数を取らせようとしてくれることも多いからです。
しかしそれでは、「時間が経ったとき」「いろいろな内容が混ざったとき」「出され方を変えられたとき」には再現ができません。
小学生のときは問題ないと思ったのに中学生になったら。。
定期テストはある程度取れるけど実力テストになると。。
勉強してもしても全然成績が上がらない。。
のは、何かしらそういう部分があるからではないかと思います。
また、そういう傾向になる原因としては
めんどくさくて安易な方に流れる。。
学校のペースについていけなくて点数をとるために仕方なく。。
学校の先生の話を素直に聞いて。。
などではないかと思いますが、そこに慣れてしまっていると脱却するのはなかなか難しいです。考えんとダメだぞ~で直るのだったら楽ですけれど、そうはなりません。。
それを良い方向に持っていくには、時間をかけて徐々に徐々に、焦らずに
問題を読んで内容をイメージして解くということ
それで問題が解けたときの喜びを積み重ねていくことではないかなと思います。
そしてそれができるのが、個別指導だと私は考えています。
教える側も結果が欲しくて、つい焦ることがありますが、そこはグッとこらえて、生徒のペースで少しずつ良くなっていくように根気強く対応することが大切です。生徒を信じて。お子さんを信じて。
塾長 清田