国語という教科①  |  個別指導塾スモールストリーム

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国語という教科①

2023年02月09日

国語という教科は一番成績を上げにくい教科です。

国語の成績を上げるためにはどうすればいいでしょうか?

本をたくさん読めばいいのでしょうか?

-本をたくさん読むけれど、国語が苦手な子はいます。

国語力(文章読解力)は語彙力です。

どれだけたくさん深く言葉を知っているか、です。

国語が得意な子は、本を読んでいるときなどに分からない言葉が出てきたら、それが気になります。

だから、文章の前後の文脈から推測したり、何かを使って調べたり、人に聞いたりします。

それにより、着々と語彙力が付いていくので、教科書の内容、先生の話をよく理解できるようになります。

それが国語が得意でない子は、分からない言葉に注意が向かないように思います。(その理由はいろいろあるのではないでしょうか)

そうすると、たくさん本を読んでも語彙力が貯まっていきません。延いては、国語の力が貯まっていきません。

それが分かっても国語という教科の点数を上げるのに時間がかかるのは変わりはしません。

だからこそ、今から対応をしていくべきだと思います。

親御さんができることで私が思いつくのは、普段の会話の中で「この言葉分かる?」など聞いてみて、それについて話をしたり、一緒に調べたりすることなどです。親子間のコミュニケーション!

国語と英語は同じような教科ですが、母国語ですので、要求される言葉の数は英語よりも全然多いです。

そう考えると気が遠くなりそうですが、国語が苦手なお子さんの国語力を改善するには、ただ本を読ませるなどよりも、そういった普段のコミュニケーションを意識して地道に続けていくことが効果的です。

国語を教科として捉え過ぎない方がいいのかもしれません。国語力は普段の生活の中で培われていくものではないかなと思います。

塾長 清田