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感情が作る障壁
2020年07月25日
子供たち同士で話をしているとき、みんな同じよう話すことが出来ます。相手が言っていることを受け止めて返す。そこに優劣を感じることはあまりありません。
しかしそれが勉強となると出来る出来ないがハッキリしてしまいます。勉強が苦手な子は説明しても、それが全然頭に入っていかないことがあります。媒介しているのは同じ言語です。なぜでしょうか。難しいからでしょうか。
理由として最近思うのが、負の感情が発生しているときは情報が頭に入ってこないということです。
不安・恐れ・焦り・イヤだ・めんどくさいな・私にはこれはできない・悲しみなどの「感情」が頭の中にあると、平常時ならば問題無い情報の取得が大幅に阻害されるように思います。
学びはじめたころは少しの違いだったものが
「他の子はもうできている。急がなきゃ。私はダメなのでは。」
「他の子は出来たのに私は出来なかった。〇〇に怒られる。悲しい。」
のような経験を経て日本語の伝達を阻害する負の感情の障壁を作り上げるのではないでしょうか。
その出来上がった壁を取り払うことは簡単なことではありません。「君たちは腐った果物じゃない!」のような生徒の心に一発でバチーンと響く熱い言葉でどうにかなるものではありません。(私は15年くらいそういうのを追い求めていましたが・・・)
私たちがその壁を取り払うためには、子どもに寄り添い、どれだけ時間がかかるかわかりませんが丁寧に根気強く指導をするより他に道はないのだと私は考えています。
焦らずに。根気強く、丁寧に、淡々と。そうすればきっと流れは変わる。どの子もきっと出来るようになる。
個別指導塾スモールストリーム 清田